東京・日野市で、男性の足を包丁で刺したうえ、警察官に襲いかかって逮捕された中学3年生の少年が、犯行前に、駅前などで2時間にわたって、「かぎ縄」と呼ばれる忍者の武器を振り回していたことがわかった。
2月29日、日野市の路上で男性(24)を包丁で刺し、警察官に襲いかかって逮捕された中学3年生の少年(15)は、死ぬつもりで家を出た。警察官に拳銃で撃ってもらい、父親に迷惑をかけたかった」と話している。
警視庁のその後の調べで、少年は、犯行までのおよそ2時間の間、JR日野駅前や周辺の路上で、「かぎ縄」と呼ばれる忍者の武器を振り回し、声を上げながら歩いていたことが、新たにわかった。
少年は、それでも通報されなかったため、通行人の男性に、「すみません」と声をかけてから刺したという。
また犯行当時、編み上げ靴や防弾チョッキを身に着けていて、「ゲームのキャラになりたかった」とも話している。