2021年3月19日金曜日

『仙台、大阪、四日市を巡ってきました』〜お酒を沢山呑んだお話〜


毎年3.11には仙台のSENDAI KOFFEEで、仙台在住のシンガーソングライターであるタカハシヨウヘイと次松大助と共に『小さな宇宙の音楽祭』に出演してます。

東日本大震災から10年目の今年、このイベントで毎年タカハシさんの読む当時の様子の日記が、とても大切な記憶であり、記録だと感じました。人は忘れるので、そこが良いとこでもあるけど、あの震災が人と人を引き離し、人と人を引き合わせたことは、なんとなく忘れないでいたいです。

ライブの前に行った荒浜で、久々に見た大きな海に感動しました。

一昨年産まれて、去年来た時は歩けなかった、タカハシさんのお子さんが、手を引かれてよちよち浜辺を歩くのを見ました。その子が、先が尖っていて、そこにポンポンの付いてるかわいい帽子を被っていて、浜辺にいると、どこか遠くの惑星を歩く宇宙人みたいでした。

荒浜地区はまだほとんど手付かずに見えたけど、農園とか作るみたいで、そこで場所をもらって、アメリカの黄色いバスを改造して何か始めようとしてる方もいたり、来年行ったら少し変わってそうな空気がありました。

ライブの後はいつも行くなごみ処くもでたらふく呑みました。


翌日12日はタカハシさん家族と寿司ランチを食べて呑んで、乗り遅れそうになりながらもなんとか飛行機で大阪に行きました。

千里でタバコジュースの大久保君と落ち合い、千里阪急の地下にある居酒屋で冷たくて美味しいビールをしこたま呑んでいると、宝塚界隈で色んな面白い企画やイベントをやってる爆発メルヘンシティーチームがやって来てくれて合流。お店が閉まった後ホテルのロビーに移り缶ビールで談笑。宝塚チームはクリエイティブで不思議であったかな人達です。

部屋に戻り寝る前に翌日の結婚式での演奏に備えて、呑みながら大久保君と演奏の練習をしました。


13日は早朝からホテルの披露宴会場でリハーサルをしました。楽屋がプールサイドのパーティールームで、ここでけしからんイベントを開催したら楽しいだろうなあと思いつつ、この旅で唯一シラフの時間でした。ジュースを飲んだり、リハーサルのような事をしてダラダラと過ごし、いざ本番で披露宴会場に入ると、意外と会場に酔っ払いもおらず、小汚い自分たちのことを知らない方々が凝視してくるので、緊張してずっと手が震えていましたが、気持ちを込めてなんとか歌いきりました。タバコジュースの曲をオルゴールにして、新郎が新婦に送ったという、夢のような逸話から広がったとても幸せな時間でした。

披露宴が終わり、ラウンジで色々な方に声をかけていただき、嬉しかったです。でも酒が入ってないと初対面で上手くコミュニケーション取れないというか、うまく笑えないので、たぶん苦笑いの写真ばかりでごめんなさい。

その後、千里の肉屋がやってる立ち飲み屋で呑んで、そこから新大阪に移動して、店員がヤンキーの海鮮の店でさらに呑んで、大久保君は東京に帰り、ぼくは京都に向かい、シックスブリッツの衛君と落ち合って、バーで怒られたりしながらも、ますます呑んで、愉快に過ごし、15年くらい前からお気に入りのルーマプラザホテルで泥のように寝ました。


14日はドレミファといろはの10周年、居酒屋とっちの6周年を祝うべく四日市に移動しました。両店舗同じ雑居ビルの同じ階にあって、お店を行ったり来たり出来るイベントをよく開催しており、今回も沢山行ったり来たりしました。

前日から続いているイベントだったので、開演の14時半に到着したら、すでにハードリカー片手に目の座った方々が沢山いて震えました。とはいえ嬉しくもなりました。それもそのはず、出演者は飲み放題ということで、すごい量の、しかもよい銘柄の日本酒、焼酎、ウイスキー、ビールが用意してあり、イベントの意気込みと気合いをひしひしと感じました。この時点ですでにぼくの身体は、連日の飲酒に祟られていたのですが、この祝いの席で呑まないわけにはいかないと思い、とりあえずウイスキーを一口含んでみたらとても身体に馴染んだので、この日はずっとウイスキーに少しだけ炭酸を入れたものを頂いていました。とても甘くて美味しかったです。自分のライブも早々に楽しくおわり、そこからはひたすら遊びました。迷惑かけた方がいたらすみません。でもたぶん四六時中あの夜のお祭りはハッピーな空気が充満していたと思います。そして恒例のごとく居酒屋とっちの床に倒れて寝てました。


15日は時間の感覚が揺らいでいて、何時に起きたかも定かでは無いですが、起きたらすでにモーニング(この界隈では寝起きビールのことをそう呼ぶらしい)が始まっていて、ぼくもモーニングを始めてみると、不思議と元気になってきて、ヘラヘラしていたら、周りもみんなモーニングを始め出して、わいわいと会話してるうちに、じゃあ天国行くか〜ということで、噂に聞いてた打ち上げ会場の天国という名前のお店に皆で向かいました。着いてカウンターに座ったらジョッキ並々にウイスキーが出てきて、逆にありかなと思い、呑んでいたら、さらに楽しくなってきて、愉快な音楽も流れ始め、ほんとに天国にいるみたいでした。ぼくは翌日朝から予定があったので、最終の新幹線に乗って、ミックスナッツハウスのりょう君(15年来の知り合いなのに、この2日で急に仲良くなった)と呑みながら帰りました。

残った方々は一体どれくらい呑み続けたのでしょう。次の日の夕方〝四日市から今帰って来ました。今日は歌を作るのでカレー屋は休みます〟と、京都の衛君がSNSに投稿してたので、まさか次の日の昼まで呑んでいたのでしょうか。。笑


帰ってから身体が復活するまで3日くらいかかって、もう若く無いのだから、ほんとにこの調子だと近いうちに天国に行ってしまうので気をつけなければならないと思い知らされましたが、とても楽しい旅でした。


というわけで、酒の事ばかり書いてみましたが、結局のところ、出会った方々、そして何よりも音楽が素晴らしかった!また会うその日まで〜!さようなら〜!



3月24日にリリースされる松本敏将&ハイアーセルフのファーストアルバムに入っている深夜の公園という曲です。今回の旅に捧げるよ。(ウェブバージョンじゃないと観れないかも)




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